素粒子について

「ものは何でできているのか?」

その素朴な疑問の歴史は紀元前まで遡ります。そのころ、万物は「土、水、空気、火」の4つの組み合わせであると言われていました。人類は2000年以上かけてこの謎に挑んでいるのです。現在、この世界は「標準理論」という理論で説明されており、標準理論によると、17種類の素粒子でこの世界ができていると考えられています。

加速器と測定器

夏といえば花火ですが、素粒子の反応も一瞬の花火のようなものです。素粒子は目に見えませんが、実験結果をコンピュータで再現すると、花火のような図になるのです。

ラグランジアンとハミルトニアン

ラグランジアンとハミルトニアンは、同じものを表から見るか裏から見るか、という表裏一体の関係と言えます。ラグランジアンもハミルトニアンも、粒子の運動を司る運動方程式の元になるものです。

ファインマンダイアグラム

直線と曲線と破線。たったそれだけで、素粒子の反応が表せるのです。

マクスウェル方程式

マクスウェル方程式は電磁気学の基礎となる4つの式です。「電磁気学」といまでは呼ばれますが、かつて電気と磁気は別物だと考えられていました。19世紀にジェームズ・クラーク・マクスウェルがそれらが統一的に説明できることを発見したのです。